「タンスに眠っている着物に“証紙”がないけど、これって売れるの?」
着物買取を考え始めると、こんな疑問を持つ方がとても多いです。
この記事では、証紙がない着物でも売れるのか?査定額にはどう影響するのか?を、着物買取のプロの視点からわかりやすく解説します。

あちゃー証紙捨てちゃったかも?!



安心してください、大丈夫ですよ・・!
証紙とは?|着物の“身分証明書”的な存在
証紙(しょうし)とは、その着物が正規の産地・工房で作られたものであることを証明する書類のことです。
- 大島紬、結城紬、牛首紬 など、伝統工芸品に多い
- 帯や反物にも付いている場合がある
- 証紙がある=本物である証拠 → 査定の信頼性が高まる
着物のたとう紙や保存箱の中に同封されていることが多いので、まずは一度探してみましょう。
証紙がない着物は売れない?答えは「売れます!」
結論から言うと、証紙がなくても着物は売れます。
ただし、査定額に違いが出ることがあります。
状況 | 査定の傾向 |
---|---|
証紙あり | 高額査定になりやすい(産地・技法が証明できる) |
証紙なし | 状態や見た目で判断 → 減額 or 一般着物扱いになることも |
特に、大島紬・結城紬など高級着物の場合は、証紙の有無で数千円〜数万円の差が出るケースも。
証紙がない場合にできる対処法3つ
1. たとう紙や箱を再確認
保存していた箱や袋、和箪笥の奥などをもう一度探してみてください。
「これかな?」という紙が出てきたら、同封して査定に出しましょう。
2. 買取業者に“証紙なしでも査定してくれるか”を確認
大手業者なら、証紙がなくても適正に査定してくれる体制が整っています。
- ✅ バイセル:証紙なしでも査定OK/高額着物に強い
- ✅ 福ちゃん:丁寧な説明付きで証紙がなくても安心対応
3. 状態や素材、柄をきれいに整える
証紙がない場合は、「状態の良さ」や「柄の人気」が評価ポイントになります。
- シワを軽く伸ばす
- シミやにおいの確認
- 帯や小物をセットにする(まとめ売りで査定UP)
証紙の有無で査定額はどれくらい変わる?
一例として、筆者が実際に体験した査定結果をご紹介します。
品物 | 状態 | 証紙あり | 証紙なし |
---|---|---|---|
大島紬(美品) | 良好 | 8,000円 | 4,000円 |
結城紬(普通) | やや使用感あり | 6,000円 | 3,000円 |
→ 証紙があるだけで約2倍の査定額になることも。
それでも証紙なしでもきちんと評価してもらえるため、「売れないからやめよう」はもったいない!
よくある質問(Q&A)
Q. 証紙だけで査定に出しても意味ある?
A. 基本的には着物と一緒でないと意味がありません。
証紙はあくまで「裏付け」なので、現物がセットであることが大前提です。
Q. 偽物や模造品だとどうなる?
A. 買取不可になる場合もあります。
正規の証紙がなく、素材や仕立てに問題があると「リサイクル不可」と判断されることも。
まとめ|証紙がなくてもOK!まずは無料査定で確認を
証紙がないからといって、諦める必要はありません。
バイセルや福ちゃんのような大手業者であれば、証紙の有無にかかわらず、丁寧に査定してくれます。
まずは無料査定で、あなたの着物の価値を確認してみませんか?
次は、「売れない着物の特徴とその対処法」について詳しく解説します!

